2011年4月19日火曜日

生姜山のショウガ!植え付け完了!



前日までの天気で、予定通り行えるかどうかかなり微妙でしたが、
第一弾「しょうがの植え付けイベント」無事実施されました!


午前10時に、休校中の鴻峰小学校(こうのみね)に集合!
近隣住民を含む約30名の農園サポーターに参加していただきました。




南区長の挨拶でスタート!

集合の挨拶を終え、歩いて農園まで移動します。
途中、畑に吊るされていた鳥対策の「カラス」にびっくりしたり、
のんびりしている牛舎の牛に声をかけたり。

そんな時間もとっても貴重に感じます。




畑では、前日までの雨で、「うねたて」作業が遅れていたので、
奈尾さんと地元の方が、当日の朝行ってくださいました。

「うねたて」をする奈尾さん



「うねたて」が完了するまで、
サポーターのみなさんは、自分が植え付ける用に、生姜の苗を選別します。


植え付けのための生姜を選別



先日地域おこし協力隊の私たち2名と奈尾さんとで
苗をちょうどいい大きさに割るという作業をしました。

*この時も、とっても素敵な出会いがあったので、また写真と一緒に紹介します!



早速、植え方の見本を見せていただきながら、作業内容を確認。



手前右側は、KTSの取材カメラマン!


「うねたて」が完了した畝から作業スタート!


まずは、等間隔にショウガの苗を置いていきます

連携作業で効率アップ!

大きな軍手で、苗に土をかぶせています!


埼玉から来ている私の「甥っ子」も参加!

近隣に住むご年配の方も作業を見守ります!

5畝の畑に、約150kgの苗をあっという間に植え終え、
鹿がやってくるこの地域なので、防鹿ネットも皆で張りました!





杭用の竹は、土地を提供していただいてる成さんと
地元参加の方が切り出してくれました。



無事、作業完了!


ちょうど、お昼すぎぐらいに完了し、タイミングよく小雨が降りました。
苗が無事芽を出してくれることを願います。



作業完了後は、生姜山公民館にて皆でお弁当タイム。


初顔合わせのサポーター同士、まずは自己紹介を行いました。

地元出身と島外からの移住者がちょうど半数づつという構成。
なかなか出身地もバラバラで、とっても面白いメンバーです♪


今後もサポーター作業が続きますので、興味がある方は、ご連絡ください。


たくさんの方が、少しづつ参加してくださることで、
中割校区に足を運ぶきっかけとなればと思います。




text:ENDO
photo:SHINBATA

本格的茶摘みスタート!



春の暖かさを感じる3月に入ると、
お茶畑一面が鮮やかな新緑へと変化していました。



どこまでも広がる真っ青に晴れ渡った空と茶畑のコントラストは、
とても清々しく、その雰囲気を見るだけで、ふわ~と気持ちがなごみます。




以前のblogでも紹介した通り、
種子島では、3月下旬から、「日本一早い走り新茶の里」として、
お茶の産地で有名な静岡よりも1ヶ月ほど早く茶摘作業が始まっています。



西之表市古田校区は、明治42年に静岡の茶業家が移住し、
産業としての茶栽培を開始して100周年を迎えた歴史ある場所です。


その伝統ある栽培方法を引き継いできた農家16戸が
昭和47年に「種子島茶生産組合」を立ち上げ、来年で40周年を迎えます。



今年から「種子島ふるさと応援隊新規特約店」にも加盟していただいたので、
新茶製造中の工場を取材させていただきました。

種子島ふるさと応援隊とは、、、
西之表市と全国にいる種子島出身の方が中心の「元気な種子島」づくりを応援するネットワーク
今年から、担当が「地域支援課」となり、私たち「地域おこし協力隊」も協力することになりました。



毎日、16戸の農家が2組に分かれて、
工場内製造作業と茶摘作業を交互に行います。


最大で1800kgの茶葉を最終商品にできる規模ですが、
その量を製造する時には、深夜にまで作業時間を要するそうです。


 この日も、どんどん摘まれたばかりの茶葉が
軽トラックで運びこまれていました。


トラックから、最初このコンテナに入れていきます


温暖な種子島で一番の内陸高地に位置し、
程よい霧が発生する環境で育った茶葉なので、
この工場では、茶葉の持つ風味を大切にするために、「浅蒸し」にこだわっています。


確かに、いただいた新茶は、とてもすっきりとした味わいの中に、
爽やかな香りも楽しめました。
最後の仕上げの段階になる頃は、
もともとの茶葉総重量の数%にまで水分を飛ばすそうで、
栽培の段階から想像すると、本当に贅沢な「一杯」です。


これまで、最終製品として島外に流通させてこなかった
百年の歴史を持つ古田のお茶が、島外へ堂々デビューします!





一連のブランディング企画デザインは、
協力隊新畑さんが行いました。



種子島の新しい特産品として多くのファンが誕生することを応援します。



 
5月8日(日)には、「新茶まつり」が行われるそうです。
詳細は、「市政の窓 お知らせ版」に掲載されています。
市民のみなさん、ぜひご確認の上、遊びに行ってみてください!



text:ENDO

2011年4月11日月曜日

なかわり生姜山農園「畑」らしく?!

これまで「荒地」雰囲気だった「なかわり生姜山農園」が、
やっと畑らしく?!なってきました!!


中割校区の中にある「十六番」集落出身の方が、
機械を出して作業してくれたので、私は、写真撮影のみ。



かなりの迫力です!


小雨が時々舞う中、黙々と作業をしていただきましたが、
途中実家に戻り、後ろのパーツを付け替えてきたときに、
彼岸用に作っていたという「よもぎ餅」を持ってきてくださいました♪

なぜか、作業をしていない私が「差し入れ」をいただき、
手ぶらで行ってしまったことを後悔。。。





「プラウ」と呼ばれるパーツ




「ロータリー」にて「たたいてます」
ちょっとづつ、専門用語を覚えています♪


余談ですが、「十六番」集落は、「生姜山」の隣で、
昔の唄には、「十六番の里芋」と唄われるほど、
おいしい里芋がとれる地域だそう。

昨年もとっても立派でおいしい里芋が奈尾さんの直売所にも出ておりました!



うろちょろと、写真撮影している間に、
「荒地」が「畑」へと変化し、感激です!!





かなり雰囲気の出たところで、
次は、いよいよ「金肥」の登場!

この作業、実は私は発熱してしまい、
帰郷していた同級生がお手伝いしてくれました。


また長くなるので、次号で紹介します!


text:ENDO



2011年4月5日火曜日

牛糞とのたわむれタイム



「なかわり生姜山農園」植え付けに向けて、「土づくり」を行ってます。


「土づくり」
めっちゃ聞こえはいいですが、牛のう○ちを
スコップで広げていく、かなり地道な作業。


人生初めての体験でした。


約5畝の畑に、新鮮な牛糞が約6t
農園協力者が、運んでくれた「堆肥」が、
ど~ん!と2つの山を作ってました。


牛糞を前に、時が止まる。。。想像よりは小さい山でした。

なぜ、こんなことになったのか。。。。


実は、先月上旬西之表市で取り組んでいる「土づくり」プロジェクトの
本間光義先生が生姜山にいらして、土診断をしてくれました。


本間先生は、「本間応用微生物研究所」の所長として
全国各地で、土づくりにこだわった環境アセスメントの実施や
地域コンサルタントを本業としておられる方。


3年がかりで「種子島の農業をなんとかする!」と
気合を入れて、種子島にも拠点を構えてくださった方です。


そんな本間先生曰く、種子島の土はかなり恵まれている!!とのこと。


 それでも、この生姜山農園は数年休耕地だったので、
土の状態を本間先生ひきいる研修生にもみてもらいました。

写真右が本間先生。中央と左の方は、研修生。


すると、やはり土が弱っているということ。
まずは、海水を入れて、堆肥をまいて、
そして丁寧に天地返しを行うことを指導されました。

ということで、土診断の翌日、研修生の協力のもと、
堆肥をまいてる途中に、海水も到着。


軽トラ2台で、かけつけてくれました!



実は、待ってる間が手持ちぶさただったので、
堆肥をまきはじめていたら、ご覧の通り、
ホースを糞まみれにするわけにいかず、
ホースを保護しながらの作業。



約600~700リットルの海水を畑に撒きました!

その後はまた、もくもくと牛の糞山との闘い。
とはいっても、この牛たちは、とっても健康的な糞をしていたので、
においも気にならず。


気になるのは、自分のカラダ。

普段使われていない筋肉がこんなにあったのか?!
というほど、いろんなところが悲鳴をあげはじめ、
一番は、やはり腰。


スコップの使い方も「サマ」になってきた頃?!

腰を伸ばす姿は、かなり間抜けな感じでしたが、
そんな間も一緒に作業していた
奈尾さんと協力隊新畑さんの活躍で、
一山終了!!!!






後半は、なんだか牛の糞にも愛着をもてるようになり、
16時ごろには、作業完了!

撒き終わった畑は、だいぶ畑っぽくなった気がして
とってもウキウキしてきました♪





次は、この畑の天地返しです。

これは機械が必要なので、なかわり校区出身の方が
作業を引き受けてくれました。

また次号で紹介します!


text:ENDO
photo:SHINBATA