2010年12月20日月曜日

「安納いも」発祥の地から



西之表市の東地域に位置する「安納校区」。


昨今の「安納いも」ブームにより、その名前を聞いたことがある人も多いと思うが、あの芋が、地域校区の名前を由来にしていると知っている人は、まだまだ少ないんじゃないかな~。。。




そんな安納校区も、種子島全体の傾向と同じように、若者が出たきり戻ってこず、高齢化と地域住民の減少という課題を抱えている。


この状況をなんとか改善していこうと、2008年校区を中心に設立された「よかとこ安納自立協議会」。


この協議会では、特産品である「安納いも」の新規商品開発や販路拡大を行うと共に、地域の豊かな自然と田舎ならではの「人材」を生かした「体験交流」を実施することで、地域の活性化を目指している。


ここで商品化されていた「安納いも練りこみ生地を使用した丸ぼうろ」が「よかぼうろ」として生まれ変わった!


ふつうの「ぼうろ」よりしっとり生地に仕上がってます♪


そして、「安納いも」のそのまんまスイーツ感を生かした「安納いもあんぱん」。

こちらも、これまで「安納いもペースト」を生地に練りこんだり、小豆餡に練りこんだりと試行錯誤してましたが、「シンプルが一番インパクトがあっていいと思うよ」という周囲の意見を取り入れ、新作を披露。


それぞれの「芋」の風味を生かし、何も加えてない「焼き芋餡」が美味♪

素材の味を生かすことで、その素材の宣伝にもなる「あんぱん」です。


そして、いものカラーを生かした「よかとこクッキー」

ちょっとピントがずれちゃってました。。。
「安納いも」のオレンジと、紫芋のむらさきを生かしたクッキー。

お土産でも喜ばれるように、このパッケージやネーミングなどを考案したのは、協力隊新畑さん。

新畑さんは、この商品パッケージだけでなく、「安納校区」という校区全体のブランディングを提案。校区カラーのオレンジと、「安納いも」という特産を生かしたデザインを提供してくれた。


まだ、形となっているものが、この商品一連だけだが、今後校区全体で提案を生かし、「安納いも」と「体験交流」の活発化を促すツールとして活用してほしいと思う。


text:Endo

2010年12月14日火曜日

今週末は!

何かとバタバタが続いている今日このごろ。


相棒新畑さんは、現和物産館創業祭に向けての様々なデザイン作業に追われている。

私もそのお手伝いや別の仕事の関係で、更新が遅くなりました。。。スミマセン。。。


先週現和物産館の定休日に、地域振興室メンバーと共に、今週日曜日に行われる物産館創業祭に向けての大掃除と配置変えなど行った。

モップふきから壁掃除まで



バラバラだった商品陳列も整理整頓

棚の移動などの作業も終わり、新しく設置できた休憩スペースで一息。
店の外では、新しく寄付されることになっている看板を掲げるためのパネルにペンキ塗りも行われ、だいぶ雰囲気が変わりそう。ワクワク♪



 創業祭の時には、このスペースに市内唯一の高校「種子島高等学校」の生物生産学科が育てたメロンやポインセチュア、シクラメンなどのプランターやパンジーの苗などが、所狭しと並ぶことでしょう。

創業祭が終了したあとは、休憩スペースとして、利用できます。
手作りお菓子を購入して、ちょこっと一息ついてから、この周辺商店街巡りも楽しめそう。



そうそう、今週末まで商店街ではアートプロジェクトも進行中!
そちらは、種子島総合開発センター(通称鉄砲館)のミュージアムガイドメンバーblogで取材の様子が紹介されていますので、ぜひご覧ください。


◆種子島鉄砲館 ミュージアムガイドブログ




ではでは、現和物産館創業祭でのリニューアルお披露目を楽しみにみなさんお越しください!!!


text:ENDO

2010年12月6日月曜日

市民総参加道路清掃のはずが…

昨日、市民総参加による道路清掃が行われ、「自分たちの住む地域は自分たちで美しく」という目的の下、各校区部落で多くの市民が自分の住む地域の周辺道路の空き缶拾いなどを行いました。

朝9時に公民館に集合し、担当区域の割り当てや、注意事項、集合時間の伝達が部落長からあり、各班数人がゴミ袋片手に部落内に散開。

大字地域は人通りや車通り自体が街より少ないので、空き缶自体が目に付いて落ちているということがありませんが、草むらをかき分けるとちょこちょこ見つかります。
のんびり散歩に見えますね(^ー^)

僕たちの班はご近所のお店まるえストアのIさんに、いつもイベントでカメラマンをしてくださるNさんと、協力隊の私の3人で空き缶やごみを拾いながら、世間話というか、昔話?地域の歴史というような堅苦しいものではないけれど、子供時代の話などを聞きつつ担当地域を回ります。

まるえのIさん「タケンコ~!新畑さん、タケンコよ~!」という声を聞き、近寄って見ると、いつもはむき身の状態でしか見たことの無い、タケンコちゃんが竹林の中に慎ましやかに立っていました。
写真中央の濃い緑色がタケンコちゃん
「へえ~!こんな風に生えてるんですねえ」とか言ってぼんやり見ていると、
Iさんおもむろにタケンコの根元からかなり上の部分をぐわしとつかみ、ポキリと折って僕に手渡してくれました。
「えっ取っていいんすか?」と聞くと、ハハハと笑いながら「よかよか」と言います。
「ここにもあるよ~」と今度はNさん、味噌汁の具にするぐらいの分はかまわんと言うことなので、遠慮なく頂戴しました。

食べごろはどのぐらいの大きさなんでしょう?


写真上の方に小さく咲く石蕗
石蕗を摘みつつタケンコ探しつつ、空き缶とごみ拾いで地域の生活道路を歩き回ります。
だんだんどちらがメインイベントかわからなくなってきました!
写真補足:石蕗(つわぶき)中央の葉っぱじゃなくて、上の方の花のことです。教えられたのに間違えて違う葉っぱの写真を撮ってました。

そうこうしていると、おもむろにNさんがゴミ袋片手に、細い竹をオーバースローで振り回し始めました。
「ビュンッ!」と竹が空を切る鋭い音が聞こえています、「何してるんすか!」と聞くと。
「細い笹竹の先端に石蕗の花を串刺しにして、オーバースローで竹のしなりを生かして花を遠くに飛ばすという遊びを子供ころは、よくやったもんだよ。」もちろんこんな丁寧な説明はしてもらえませんでしたが、おおよそそういうことだったと思います。


「どうりゃっ!!」
竹のしなりが早くて写真には写らない…

 「よっしゃ飛んだっ!」

飛べっ石蕗の花!

写真には撮れませんでしたが、実はこの横でまるえストアのIさんまで「笹竹石蕗の花飛ばし」をやり始めました。しかも物凄い勢いで竹をビュンビュン言わせて花を飛ばしています。

さっきIさんが摘んでいた石蕗の花の使い道はこれだったのか…




ろうそくの素として昔はよく摘んでいた木の実
(名前を聞いたのに忘れました。)
鈴なりのままですね。
こういう昔ながらの地域のモノづくりは、珍しいし大事ですよね。
まだその技術が残っているうちに、ろうそく作りのワークショップを開きたいです。



しいの実も昔はおやつに拾ってよく食べたもんだと言う話を聞いたので、
たくさん拾ってきて、そのまま割っていただきます。
こりゃ旨い!
こりゃほんとナッツですよ、とても好きな味で気に入りました。
ビールのつまみはもちろんのこと、コーヒーのお供にももってこいです。
こんどの休みはしいの実拾いだなと…



本日の収穫は3人で空き缶を三袋で、部落の中では一番の収拾量でした。


が…


僕らの班は途中から道路清掃がメインではなくなってしまいましたね。(笑)
集合場所の公民館に戻って、スチールアルミビンとその他のゴミを選別しなおして、
市民総参加道路清掃が終了。



本日の収穫を前に、コーヒーと沖ヶ浜田の作りたて黒糖を使ったベイクドチーズケーキで一服。 
いやあ、地域の人たちに話を聞いていると、たくさんのアイデアを貰えます。
どこかのえらい先生に話を聞かなくても、
地域の人たち誰もが豊富な経験を持つ専門家だなと思いました。

ほんと、そういう話を聞くのは面白いんですよね。

text:shimbata

2010年12月2日木曜日

昔ながらの伝統作業!

本場の本物」認定を受けた黒糖づくりを行ってます!

先月末にスタートした、今年の「砂糖すめ作業」。

伝統的な「砂糖小屋」での作業にお邪魔しました!


さとうきびの圧縮作業

さわやかな甘い香りがこの小屋周辺に漂ってました(^^)



 圧縮機械の裏側では、このばかす処理に追われてます。



大量の「ばかす」!

搾ったさとうきびの汁が、配管を下って、別の小屋の大釜に入ります。


昔ながらの大釜!

 薪をくべて、大釜の火を絶やさないように、担当がきちんとついています。


搾り汁から不純物を取り除いてます

3つの大釜での煮詰め作業



息ぴったりな攪拌作業。切り上げタイミングは熟練の技!


仕上げの攪拌作業

 
手作業の成型

完成!!



長年の経験からとってもスムーズに協同作業がすすめられていました。

この一連の流れ作業を、朝6時ぐらいから、夕方暗くなるまで計16回程繰り返して、4人の生産者の砂糖すめを行うそうです。

小屋の休憩スペースには、リポビタンらしきものが。。。。
かなりの長時間労働で、流れを止められないから、ちゃんとした「休憩」は取れないそうです。。


そんな、お互い助け合いながら、協同で息を合わせて作業する姿に、今の時代ではなかなか見られない地域の「結」を感じました。


その上、できたてのあったか黒砂糖を頂き、なんともいえない穏やかな甘さを体感♪

なんだかほっこり優しい気持ちに。



素朴な作り手の愛情を感じる瞬間でした。



text:ENDO







2010年11月30日火曜日

石原結實先生が種子島で講演!

著書は200冊以上!!

断食道場や「しょうが紅茶」で有名な石原結實先生が、この週末西之表市にて講演会をされました!


実は石原先生は、代々種子島家の医者家系で、父の代まで種子島におられたそう。
今でもご本人の本籍地は種子島で、毎年「ふるさと納税」もされている種子島の応援隊のお一人。


まったくそんなことも知らず、昨年肩こりがひどくなった私は、先生の本に出会い、紹介されていた「しょうが紅茶」や体温測定などを実践していたひとり。

偶然、いま所属している地域振興室担当の「ふるさと納税」に関する記事を読んで、ほんとびっくり!!!


そのようなこれまでのご縁もあり、今回は、種子島で開催された「カタリナ祭2010」の基調講演とシンポジウムにて講演されました。

とおっ!!ズームができないカメラでした。。。

この「カタリナ祭」とは、徳川幕府がキリスト教禁教令下、キリシタン大名小西行長の妻で、離縁後は島津忠清に嫁いだ「カタリナ永俊尼」が、種子島へ配流になり、そのまま種子島にて没したという歴史を掘り起こし、その殉教史を広く知ってもらおうという初めての取り組み。


■南日本新聞での紹介記事
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=28302


通常であれば、配流ではなく、もっと厳しい処刑であったはずですが、彼女の娘が薩摩藩第18代家久側室となり後19代藩主島津光久を出産し、その祖母にあたるため、島津家のはからいで、種子島での幽閉となったそう。


その歴史背景に焦点をあて、石原先生は『永俊時代の種子島の食材と食生活~食と健康~』という演題で講演されました。

75歳という当時にしてはかなり長生きされた永俊尼が、食べていたであろう食材は、「いか、たこ、ながらめ(とこぶし)、ぶと(天草)」などの海産物や「ふき、つわ、あざみ、たけのこ、山芋」などの山菜、根菜類。

冷たい海の中で生活している魚介類の油は、それよりも体温の高い人間の身体ではもちろん固まることはなく、逆に余分な固まりとなる油を溶かしてくれるそう。

そして、「相似の理論」を紹介され、身体の不調な部位に合わせて、自然界の食物をいただくということで、山菜や根菜は、年を重ねるごとに弱くなる「下半身」を強くする効果をもたらすそう。


これらのことから、当時の種子島は、健康によい食材の宝庫だったことが伺える。
今でもながらめ(とこぶし)以外は、その季節ごとによく採ることができるので、実は「健康の島」としてアピールできる素材をたくさん持っている。

このことは、こちらで活動をする中で、改めて実感し、そのテーマを軸に地域おこしができたらと、いくつか提案していたので、とっても嬉しくなった。


やっぱり、種子島は「宝」の宝庫♪


石原先生オススメで、いま一番“ホット”な食材「しょうが」もたくさん採れる!!!


いろんなアツイプロジェクトがスタートできそうです!!!



text:ENDO

2010年11月29日月曜日

いつか「ハーゲンダッツ季節限定安納いも」が?!




季節限定「ハーゲンダッツパンプキン」。


とっても素朴な味のパンプキン原料を、一次加工している会社って?!

その名を「太陽化学株式会社」というそうです。



商品素材原料や食品添加物などを研究開発し、様々な有名大手食品メーカーに販売している大手企業。

ここの総合研究所アグリフード事業部研究開発部長平田敢(ひらたすすむ)氏が、土曜日(27日)に市内にてセミナーを開催。


 「種子島農産物の加工食品への応用」というタイトルで行われた、なんとも専門的な会に参加してきました!


進行役 山下政続氏


このセミナーは、今年7月から市役所経済観光課にて、「産業創出特命アドバイザー」として活動されている上記進行役の山下氏の紹介で実現。
もともと山下氏が勤務されていた会社だそうです。



会場前列には、平田氏が取り寄せた種子島素材(安納いもや黒糖)が早速一次処理加工され、試作品となって登場!


中央:平田氏

前半は、試作品を横目に、パワーポイントを使用しながらのお話。


印象に残ったのは、添加物について。

正直、添加物ってすべて身体に悪いモノと思っていたところに、もちろん悪いものもあるけれど、「酵素」など、素材のもつ「力」や「味」などを引き出すものすべて「添加」すると「添加物」となるということは、ちょっと驚きました!

化学的に作られたものだけを「添加物」と呼ぶと思ってましたので。。。。

しかもこの方、添加物を作る会社にいながら、いわゆる身体によくないとされる「添加物」の撲滅運動をしているとのこと。

現在開発を依頼されている商品などに関しても、添加物を使わないシリーズを提案したりしているそう。

そして、この様々な酵素を利用した一次加工の経験などから派生して、そもそもの「土づくり」にこだわった農作物の栽培なども指導しているとのこと。

地域ごとの土着菌を利用した堆肥づくりを共同で行い、質のいい農産物を生産することも提案されました。


ちょうど、市内の現和校区を中心に、本間応用微生物研究所の所長・本間光義氏が「土づくり」の指導を行っていますので、こういった流れを後押しできる内容だったと思います。


黒糖にもち粉を加えてとろみ出したソース

この黒糖もち粉ソースを安納いもプリンにかけた試作品は、素朴な味わいで男性参加者にも受けていました。


こんなふうに、ひとつの素材を様々な「酵素」を利用して、とろみを増したり、粘りを出したりして、加工していくことを「試食」を交えて提案されたので、参加者はとってもわかりやすく、熱心に質問もされていました。


ちなみに、土づくりにこだわった「安納いも」をハーゲンダッツ原料にすべく提案するには、最低でも200t必要とのこと。


う~ん、確かにそれを想像すると、あのハーゲンダッツ値段もうなずけます(^^)


text:ENDO

2010年11月26日金曜日

本場の本物「砂糖すめ」がスタート!

さとうきび畑が一面に広がる「ざわわな世界」種子島。


そんな種子島にめっちゃあま~い香りが漂う季節がやってきました♪


そうです!この季節ならではの風物詩、砂糖すめ、黒糖作りが始まったのです!!



■伊関校区カシミア協議会blog
http://isekikashimia.synapse-blog.jp/kaze/2010/11/post-c8df.html



私たちは、12月1日に見学に行きますが、一足先に差し入れをいただきました(^^)

初登場!西之表市役所3階フロア&協力隊新畑さん



種子島では、このブロックのままお茶受けとして食べられてきました。

出来たての今年の黒糖は、やっぱりこれまた種子島産のお茶と一緒にいただくのが最高です♪


text:Endo

2010年11月24日水曜日

国上ヘゴ自生群落地・間伐のお手伝い

先日のblogでも紹介した種子島北部地域にある「国上ヘゴ自生群落地」の手入れ作業に行ってきました!


これまで、山の持ち主筧さんが、コツコツと手入れをされていたのですが、高齢になってきたこともあり、市議会議員長野ひろみさんの呼びかけで、今回初めて手入れ作業のお手伝いがなされることに。


呼びかけにより集合したのは、「ヤクタネゴヨウ保全の会」会長やスタッフの方、中種子にある「薬用植物資源研究センター」職員、今年4月に南種子に移住され、現在南種子特産品開発協会会員となって活動されている方など。

共通していたのはこの「ヘゴ群落」に感動したという方々ばかり。


10時に集合し、まずは筧さんによるこの山の木々や歴史について伺いました。

地杉の見分け方を伝授。

さぁいざ作業へ!と思いきや、まずは皆さん腹ごしらえをと筧さん奥さんによる手作り「かるかん」とお茶をすすめられ、恐縮しながらもちゃっかりお言葉に甘えて堪能させていただきました。

お茶をいただきながら、これまでの管理の仕方を聞いていると、その涙ぐましい努力に脱帽。

「ヘゴ」はある程度日差しがないと成長していかないそうで、ちゃんと日が差すように木を伐採していくことも大事だし、残すべき地元の植物とそうでない外来種を区別しながら草払いも行っていたそう。

通常の農作業をする日々に加え、夕暮れの暗がりの中、一人チェンソーを持ち木を伐採してきた筧さん。

超急斜面でビビリます。

こんな斜面で、「今日はチェンソー持ったまま転んでしもうた。」と最近奥さんに報告したそう。

明かりがない中、この辺に岩があって、この木があるからこっちだとかそういう長年の経験からの「土地勘」を頼りに作業を行ってきたとはいえ、奥さんはご高齢だからと心配顔。


静岡から移住された祖父の時代に手に入れた山を兄弟で分けて相続。
先代から譲り受けた山だけれども、山はやはり種子島のものという意識を忘れず、大切に手入れをしてきたそう。

その努力の結果、他の山にない「ヘゴ」が素晴らしい群落をなしている。

素人の私などが手を入れるのはオコガマシイ。。。


草払いの説明受講中。
 筧さんは、「自分が残したい植物を残せばいいよ、気軽に好きに刈っていいよ。」とは言うものの。
緊張しながらなれない手つきで、作業スタート。


男衆は急斜面の間伐へ


作業合間の楽しい休憩

あっという間に、お昼時間。
作業時間以上に休憩していたような気がするが、、、、

またまた奥さん手作りのお弁当を頂く。

山菜おこわと野菜と魚の煮しめ。
ひろみ議員は、手作りささげ入りおにぎりやおかずを持参しつつ、豪快な直火焼き魚をその場で調理し皆に振る舞う。
自家製落花生の塩ゆでまでいただく。

なんとも贅沢な至福のひととき。

なんだかずっと食べてばかりな感じですが。。。。


午後も引き続き作業。

急斜面に行けないメンバーは、道路脇に伸びている竹払い。


一通りざっくりな作業を終えたあとは、


間伐作業でお日様が入りました。
 
ほんの数時間のお手伝いでも、足場の悪い中での作業だったので、想像以上に大変。
私も鎌を持つ右手の握力がなくなってしまう始末。


このような作業を夫婦で助け合いながら、コツコツと長年続けてこられていたからこそ、その場所に立っただけで、何かすごいパワーを感じるような清々しさと大きな感動を与える場所になったんだなぁと実感。


これからも二人の邪魔にならないように、お手伝いしたいです。


text:Endo
photo:Shinbata




2010年11月16日火曜日

種子島・現和物産館の新名物どんぶり

9月に活動を開始から、関わらせていただいている「現和物産館」。

種子島の玄関口、ジェットフォイルの発着する西之表港入り口に位置している。
最近は田舎で活発な動きを見せる、いわゆる農産物直売所だ。

当初は店舗名称になぜ種子島の名前が無いのか、まったくもって不思議でならなかったが、西之表市の現和校区が運営主体となっているため「現和物産館」という名称がついており、商店街の空き店舗を活用し、雇用の創出を図り、地元で作られた新鮮な野菜、花、島の珍しい食材やそれら素材を使用した地元のおばちゃん自慢の加工品の直売を行っている。

また、種子島の食材をたっぷり使ったご当地グルメも味わうことができ、種子島玄関口の顔ともいえるお店。

その「現和物産館」が今年の12月16日で一周年を迎え、それに向けて一周年記念イベント準備のお手伝いをさせていただいているのだが、今回、その一周年イベントに向けて飲食部門のOさんが新どんぶりの開発をおこなっているらしいとの噂を聞きつけたので、極秘裏に写真撮影させていただいた。


その新どんぶりがこちら!

写真は開発中のため実際の物とは異なる場合があります

写真手前が新しく開発中のどんぶり、奥は現在の人気メニュー「海鮮丼」物産館に昼ごはんに行く場合必ずこれを注文するお気に入りメニュー、しかし新しいどんぶりも気になるねー。

新どんぶりは真ん中にトッピーの揚げ物甘辛仕立てがこんもり立ち上がり、その周囲に錦糸卵やほうれん草のおひたし、プチトマトがきれいにトッピングされ、とてもヘルシーな印象。

値段や名前もまだこれからとのことだが、12月19日(日)に開催が決定している一周年記念イベントに向け開発や販促の準備が急ピッチに進んでいた。




text:shimbata

2010年11月13日土曜日

こども焼いも友の会

以前にうちの奥さんが、近所の子どもたちから「焚き火を熾して、焼きいもやっていい~?」と
リクエストを受けたけれど、その日は風も強く乾燥注意報が出ていたため、
「また今度ね」と言って解散したそうで、それからずっと気になっていたようです。

その話を聞いていたので、ぜひ「やってあげたいなぁ」と考えていましたが、
子どもたちと火を使うということもあり、火事や、やけど、その後の火の取り扱いなど、
ちょっとネガティブ要素が多く、色々思いあぐねていたけれど、考えていても何も進まないし、大人が細心の注意を払ってやるしかない。
火そのものが悪いわけじゃないので、使いかたをきっちり教えてやればいい。
やるなら、最初の火付けから最後の消火までやってもらおうということで、本日決行!



とりあえず、我が家の庭先に火床を設置。
機能的なものを求めたわけではなく、燃え移りの心配の無い場所に、ここで火を焚きますよという子どもたちへの目印のため。



いもはもちろん種子島産「安納いも」!!
いまが収穫時期の旬です。
この安納いもの焼いもを一度でも食べてしまうと、
もう二度と、他のさつまいもは食べられない!
現在は、日本のさまざまな場所で「安納いも」の栽培がさかんだけれど、なんといっても安納いも原産地の「安納」という地域があります。ここ、種子島産「安納いも」を一度食べていただきたい。
手に入らないという方には、実費でお送りしますよ!



安納いもを焚き火に放り込むと、火の番しかすることがなくなるので、それでは面白くない。
焼いもをつくっているあいだに、焚き火パンを子どもたちに焼いてもらおう。
強力粉と塩、砂糖、卵、バターでパン生地をこねる。
生地を一次発酵させていると、焼いも友の会のメンバーが集まってきたので、女の子たちに分割と丸め作業をしてもらい、そのままベンチタイム(生地をねかす)。


火床で熾した、焚き火に「安納いも」を放り込んだら。めいめい、適当な木の枝を探してきてもらい、アルミホイルを先端に巻いて、寝かしていたパン生地を木の枝に巻き、木の枝をあげたりさげたりしながら火加減を自分で調整し、あわてずさわがず焦げないように、じっくりと自分の大事な焚き火パンを育てる。
ちょっと話し込んだりするとすぐに真っ黒焦げ。
ゆっくりゆっくり回転させて、焼いていく。
みんな自分が食べるパンなので、ちょー真剣!

ときどき、パンに集中しすぎて、火に近づきすぎたりして「熱っ!」て声も聞こえてくる。

「見てみて~焼けてきたー!」
と、大騒ぎになってきた。
通りがかりのご近所さんもにぎやかな歓声に、足をとめてニコニコ。


ちょっと味見。


うまく焼けた?


庭さきの土手に上り、ならんでなかよく焚き火パン。
ちょっと若いけど、スタンドバイミーみたいやん。


「安納いももおいしく焼けたよ!

みんなで協力して消火作業を行い、一時間半ほどの「焼いも友の会」はお腹いっぱいで無事終了。
焼いも友の会のメンバー諸君、またやろうぜ!

text:shimbata